ランドクルーザー(トヨタ)



ランドクルーザーの祖
トヨタBJ FJ28


ランクル60(FJ62G)

 ニッサンのサファリと共に国産四駆の双璧、トヨタのランドクルーザー。切手はいずれも旧型のランドクルーザーである。1970年代から「頑丈なうえに故障しらずの車」として世界の広野を征服した。LCの絶対の信頼性は国内よりも海外で評価を受けている。
 左の小型シートは、リアウインドの上下開き、荷物室のスライド式の窓、角目のヘッドライトといった特徴から、4リットルガソリンエンジン搭載のFJ62Gと思われる。LCシリーズの中ではロングフォイールベース車である60(ロクマル)系は1980年に登場し10年間生産された。切手の60は後期に登場した最上級モデルである。




40系

60系

60の消防車
 左の切手の、旧ソ連製UAZ450Aと思われる救急車の後の車が1960年から86年まで生産され、上記のランクル神話をつくった40(ヨンマル)系である。この車も車種が非常に多く切手の40も車種を特定することができない。生産を終了して20年になるが今でもときどき見かける。40系に思いを入れるランクルマン(ランドクルーザーオーナ)は多い。
 中央の切手の60系は上記と同じ角目(カクメ、角型4灯ヘッドライト)の60であるが切手からは車種(型式)を特定できない。
 この他、次の切手は60と思われるが少々自信がない。



70系(?)
 上の切手は70(ナナマル)系としたが、正確に画かれていないためハッキリしない。もちろん他に該当する車もない。
 LC70系は40系の後継車として1984年に登場し、搭載エンジンなどが変更になっているが現在も販売されている。切手の70はプラドの初代のもので国内ではLCファミリーのなかで唯一の乗用車登録となっていた。排ガス規制クリアのため新開発の2466ccのディーデルエンジンを搭載しており、LCの中ではもっとも非力なエンジンであったため、ランクルマンからは継子扱いを受けていた。リーフスプリングの70系にあってこれまた唯一のコイルスプリングを採用し乗り心地は70系の中では最高だった。構造的には現在のプラドとは異なり、あくまでも質実剛健なLCであった。

 切手は(1)フロントグリルの下部の3つの穴、(2)の部分の形状、補助灯からLJ71Gではないかと推測した。

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