ランドクルーザーの祖 (ニカラグア)




トヨタBJ
 ニカラグラで「昔のトヨタ車」として発行された小型シートの中の1片。
 AA(1936)、AB フェートン(1936)、SA(1947)、クラウン RSD(1955)、下のFJ28の6面構成となっている

 1951年8月1日に誕生しているが、47年に生産が開始されたSB型1tトラックのシャシーを一部手直しして4×4化したものであった。53年トヨタ・ジープBJとして荒川板金工業(現アラコ)においてB型エンジンを搭載して量産が開始された。
 3386cc水冷6気筒OHV、最大出力82ps/3000rpm、最大トルク21.6Kg-m/1600rpm
 54年、ジープが米国ウイリス・オーバランド社の商標に抵触するため「ランドクルーザー」と命名された。
 ランクルの祖と記しているが、このBJにつづく20系、40系とのつながりはないと言われる。


ランドクルーザーFJ28
 1958年とあるが、20系の登場は53年という。初期型は上記のBJと同じエンジンを搭載していたが、57年にF型エンジンに変更された。58年に電装が6Vから12Vへ強化されパワーアップされている。
 3878cc、最大出力110ps/3400rpm、最大トルク27.5Kg-m/2000rpm

 BJはあくまでも三菱、日産と共に国家警察予備隊(自衛隊)からのジープ型四駆のコンペ対応であった。政府の買い上げは三菱に決定し、トヨタは商用として販路を求めたがBJでは軍用以外では適さないため、20系が開発された。そして60年に登場する40系へと発展する。
 切手FJ28はシリーズの中でもロングホイールベース(2430mm)を持つもので、後FJ43の祖となるLCである。


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