ジープの悪路における走破性は、開発当初から完成されたもので、欧米以外の国々(日本も含む)の自動車の水準からすれば驚異的な性能であった。本家アメリカではウイリス・オーバランド社からアメリカン・モータース・カンパニー社(AMC)へジープの製造が移り、軍用の他、民間型(シビリアンタイプ)も生産され、各国にライセンスが供用された。この韓国のジープもAMCのライセンスによって生産されたもので、エンジンはいすゞ製の2.7リットルのディーゼルエンジンである。1997年まで生産されていた三菱自動車のジープも同様のライセンスの下に生産されつづけられたものである。
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